スケールスピードメーターはマイコン(Arduino)とセンサーを用いてある区間の通過時間を計測しその値から速度を計算してしているのが多い様だ。売っているのは高いし、作るのは大変(いづれ作りたいとは思うが)。というわけで、ローテクというか力技で行った。
方法
1.外周路の距離を計測する。→ X m
2.外周路を一周する時間を測る。→ Y 秒
3.速度を計算する。
外周路:X cm = X/100000 km
一周時間:Y 秒 = Y/60 分 = Y/3600 時間
模型速度: X/Y cm/s = (X/100000)/(Y/3600) km/h = 0.036X/Y km/h
実速度 = 模型速度×87 (HO は 縮尺1/87)
・外周路の長さ
Railroad Modellerには線路の長さを計算してくれる機能があり、それを用いた。
下図中のオレンジ色の外周路の長さが、右側のSection Length に出る。→ 1178cm
・一周時間
駅先頭の時計のところを列車先頭が通過したら開始、一周してそこにきたところで計測終了。スマホのストップウォッチを用いて、目で見て手で押すわけだからそれなりの誤差ではある。
・速度(スピードメータでの)
いづれもcontrol画面で速度を60km/hと設定した。
・結果
1.BR012 蒸気機関車
機関車とプラットフォームの屋根と激突してしまったので取り除いた。隣に留まっている LINT27の鼻面と並ぶのを目安にしてストップウォッチを押した。
結果
設定速度 | 一周距離 | 一周時間 | 模型速度 | 模型速度 | スケール速度 | 設定速度と | |
km/h | cm | sec | cm/s | km/h | km/h | スケール速度の比 | |
BR012 | 60 | 1178 | 56 | 21.0 | 0.76 | 65.9 | 0.9 |
BR290 | 60 | 1178 | 77 | 15.3 | 0.55 | 47.9 | 1.3 |
LINT 27 | 60 | 1178 | 80 | 14.7 | 0.53 | 46.1 | 1.3 |
Reihe Ub | 60 | 1178 | 116 | 10.2 | 0.37 | 31.8 | 1.9 |
BR012 はスケール速度より遅く表示される辛いメータである。(0.9倍)
その他はスケール速度より早く表示される甘いメータである。(1.3〜1.9倍)
Reihe Ubは甘すぎである。(1.9倍)
BR012がメーター読み60km/hで実速が66km/hということは、メーター読み70km/hだと実速78km/hとなる。
前回の走行で、設定速度が70km/hでは危なく60km/hが安全であった。つまり、私のレイアウトは 78km/hで走るのは危なくて、66km/hがやっとということである。世の中一般のレイアウトではどれくらいの速度で走れる様に作られているのだろう?
設定速度があまり正確でない事がわかった。次回は、スピードメーターの設定がいじれるので調整してみたいと思う。どうなるか。。
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