2021-09-25

レイアウト作業再開(9)ー デコーダー(その2:分岐器)

前回、分岐器に関してあっさり済ませたので説明を追加しておく。

 <デコーダー図>
改めて見直すといろんな種類の分岐器を使っていた。以下に一覧する。
図中の数値は、デコーダーの番号。





































分岐器では内蔵デコーダーとm83デコーダーを用いるのとがある。設置作業の楽さ、後々のレイアウト変更のやりやすさを考えれば内蔵式が良いのは当然である。値段だけが問題なのだ。お金を貯めては少しづつ内蔵式に切り替えている。









赤丸部分が動き、ポイントが切り替わる。
























ダブルスリップスイッチの動きはなかなか複雑、うまく動かない場合もあり脱線しがち。















3方分岐器も複雑で、良く見れば2つの分岐器を1つにまとめた形になっている。デコーダー は1つだがソレノイドメカは2つ使っている。ここも動きが渋くて脱線しがち。


















m83デコーダー利用の物は、1つの分岐器から3本の線を一旦台の下に潜り正面縦壁面にのm83に接続させる。m83には電源とグランドが必要なのだが、3つのm83をくっつけると1台のm83に配線すれば他にも供給される、便利。なを、古いm83は黒色だが、新しいのは白色である。↓これは正面からレイアウト台を見たところ。





















2021-09-24

レイアウト作業再開(8)ー デコーダー(その1:信号機)

S88列車検知も後は台の穴あけとs88との接続だけとなった。穴あけ作業はレイアウトが最終的に確定した一番最後にまとめて行った方が良い、過去の経験上。切りクズが出るので掃除のこともあるし。列車検知、デコーダー、電源の配線用穴あけは後でまとめて行う。というわけで、今日はデコーダ関係の作業を行う。

 <デコーダー図>
△印がついている物がデコーダーを用いる。
デコーダーは以下の物を扱う。基本的にm83デコーダー(3台で12クチ)で行う。
1.分岐器
2.信号機
3.アンカプラー
4.転車台
*.LED照明&モーター
の順に行う。LED照明とモーターは次回にする。


1.分岐器
◯in 印は内蔵式デコーダーを用いるので配線は必要ない、とても楽。◯Aはm83a、◯Bはm83b、◯Cはm83cのデコーダーを用いる。1つの分岐器から3本配線が出る。全部で21分岐器があるが、そのうち11は内蔵式デコーダー で、m83を使うのは9となり配線作業が大幅に少なくなった。また、昔のレイアウトの分岐器がそのまま使えるとこも多いので配線もそのままでOKな箇所も多い。分岐器での作業は楽だった。

2.信号機
少々複雑、配線も多いので間違わない様に作業する。
70391腕木式信号機機配線図>
上はマニュアルにある図。信号が赤になると中央の3トラックへの電源供給が止まるので集電シューから電源が取れず列車が止まる。マニュアル例では電源遮断区間に3トラック使っているが、私のレイアウトでは1トラックだけにした。上のデコーダー図では26番と27番のデコーダーで赤線の引いてあるトラックが電源遮断区間である。集電シューが収まる長さがあれば良いので1トラックで大丈夫。また、このトラックは列車検知トラックでもあり、プログラムでここで列車を止めることも可能である。なんでこんなことするとかと言うと、信号で止めると音も無くいきなりドスンと急停車になる。結構違和感がある。プログラムでで止めれば、ブレーキ音を出しながら滑らかに留めることができる。(比較:信号の停止とmemoryの停止)それで、両方できる様にした。そのため、配線多くゴチャゴチャにはなった。





























問題というかどうしよう?
信号機を配置するとこうなる。私のレイアウトは左側通行なので線路の左側に設置するのが正しいと思う。ドイツは右側通行だからなのか信号機をみると右側設置が前提の様に思える機械部分台座と腕木の位置関係で左側に設置すると、線路と信号機が離れてしまうのだ。また、腕木の回転の向きも気になる。日本(左側通行左側設置)とは逆/鏡像なのだ。

左側に台座シートを用いて設置
信号機が線路から遠い。
右側の待避線の信号が本線に近い。
腕木の回転向きも気になる。











右側に台座シートを用いて設置
こちらの方が自然か。
















左側に台座シート用いず直接設置
これにしよう。
線路に近くなるので。
将来は信号機の機械部分台座を台の下に入れ込み柱だけを地上に出す。
回転向きは将来の改造ネタで考える。










<70391信号機のマニュアルより>
ドイツが右側通行だからなのか信号機をみると右側設置が前提の様に思える機械部分台座と腕木の位置関係で左側に設置すると、線路と信号機が離れてしまうのだ。そして、回転軸の中心が左側で時計文字盤いうと、5時が進行で3時が停止である。





<TOMIX腕木式遠方信号機F5546より
左側通行の日本では線路の左側に信号機がある。回転軸が右側にあり、時計文字盤いうと、7時が進行で9時が停止。右側設置の鏡像になっている。右側設置の腕木式の鏡像の様だ。











3.アンカプラー
配線は2本で良いので助かる。ただ、設置の簡単さに比べ使うのは難しい。列車の位置合わせがシビアでちゃんと止めないとアンカプルしてくれない。正直言ってプログラムで行うのは難しいと思う。アンカプラーの操作が難しいのでなく、ちょうど良いところに列車を止めるのが難しいのだ。
<ランプの付いている柱を目印にして、そこに連結器を止める>






















<線路の間の床が上がって連結器を解除する>















4.転車台
動かせるまでにだいぶ苦労した。穴もあいているし登録も済んでいるし、後は配線するだけである。

次は、電源の配線である。



2021-09-23

レイアウト作業再開(7)ー S88/列車検知トラック(作業編−4)

 検知トラックも残りわずか。

転車台右側
スポークレール2本














スイッチバック終端駅
本線右側と待避線右側

本線川は、アンカプラーの右で転車台の手前











スイッチバック終端駅
本線左側と待避線左側














これにて検知トラック作成は完了。次は、台にドリルで穴をあけて線を通す作業なのだが、
温度計を見ると、34度になっている、暑い。今日の作業はこれまでとする。

レイアウト全体を眺めると、とりあえずトラックが全部収まっている。転車台も。出来上がってきた感じがして嬉しい。
現状では台の上を這い回っている線を穴から台下に通し、前面立ち壁面にあるL88/s88に接続したら完成だ。

実は、また設計変更してしまった。

上図が現状。
灰色の24712がコンタクトトラックで列車検知を行う。このトラックに機関車の先頭車輪が乗ると、、、センサーがOffからOnに変わり機関車を止めるわけだが、お尻がまだ転車台である。これはいかん。転車台のスポークホイールを構成するトラックを変更する。ここは機関車を止めるだけなので検知トラックは長い必要はないので短くし、その分後ろの転車台の方を長くした。(下図参照)これならちゃんとお尻が転車台から出る。

最終的には以下の様にする。
右下のちょいでっぱりスポークトラックは、左上から来た機関車が転車台上で止まりきれずオーバーランした際の事故防止である。が、その先は列車止めでなくエンドピースなので機関車はそのまま進んでしまう。列車止め(24977)が足りなくなり、エンドピース(24001)で代用しているのが悲しい。

2021-09-22

レイアウト作業再開(6)ー S88/列車検知トラック(作業編−3)

スイッチバック終端駅の列車検知は設計変更しようと思う。

A.3番線の検知を無くし1&2番線の検知を2箇所にする。
・現状








扱えるセンサーの数がいっぱい(最大32)で、スイッチバック終端駅の検知トラックは構内各線に2箇所設けたかったのだが長い1箇所検知となった。やはりよろしくない、なんとかたいと考えていたら良い案が浮かんだ。
・改良案







この駅は行き止まり駅であり通過は無い。1&2&3番線と3線ある様に見えるが、実のところ上の本線と中央の待避線で通常使うが一番下は機回しで機関車が通過する為だけで列車は使用しないし停車もしない、ならば 機回し線に検知はいらない。外周路一番外側最上部の検知も無くし余った2つのセンサーを上の本線と待避線に割り振り、それぞれ検知を2箇所にした。


B.本線の右側検知をアンカプラーの右に移す。
・現状










このアンカプラーは先機関車のみ転車台に向かわせるために列車から先頭の機関車を切り離す為にある。この位置に切り離したい連結器をアンカプラーの真上に停める必要があるが、これが難しい。手動運転では微調整しながらなんとか合わせるわけだが自動運転ではどうプログラムするば良いかわからない。
・改良案








そこは逆に、停止位置に合わせてアンカプラーを設置すれば良いのではないか。本線右側の検知で列車を止める。その状態で機関車と客車の連結器の真下に来る様にアンカプラーの位置を調整し設置すれば良い、これならうまく行く。上図参照。ただ、機種依存で特定の1機関車のみの対応である。だが、私は蒸気機関車は1両しか所有しておらず、電気機関車とディーゼル機関車はテレックスカプラーがついているのでアンカプラーには頼る必要がない。

C.待避線と機回し線との分岐器(3番)の制御をやめ、固定化。
・現状














着回し線上から検知を無くすと、そこをトリガーにして列車を止めるということができなくなる。間違って着回し線に入ってしまった列車はそのまま転車台まで突き進む。tん車台が開いていたら、、大事故の元。運用上やプログラムの際に気を使えば良いのだが、、、。ミスしても大丈夫な様にしたい。機回し線から検知をなくすと検知で列車を止めることができなくなることへの対応をはかる。

・改良案












通常機回し線へ列車が入ることはない、右側の転車台から左の本線に向かって機関車が走るだけだ。本線左側から来た列車は待避線へしか進めない様に分岐器は左側固定としデコダーダーは繋がない。そうすれば、間違っても機回し線に入線させてしまうようなプログラムは作れない。なを、メルクリンの分岐器はスプリングポイントなので、待避線右側から来た列車も機回し線右側から来た機関車も左側本線に進める。余ったデコーダーは信号所のLED照明かクレーンモーターに利用を考える。

D.外周路からのスイッチバック駅への入り線路に検知を増設、番号は共用。
・現状/改良案









外周路からスイッチバック駅に来る線は2つある。湖を通って上から降りて来る線には駅手前に検知がある。下から入って来る線には検知はない。センサー数がいっぱいで設けられなかった。良く考えれば、追加検知トラックも現状と同じセンサーの番号(24番)を使って問題ない。
24番の検知に列車が来た時に、スイッチバック駅構内の状況を判断する。本線に列車がまっていれば待避線に入線する様に分岐器を切り替える、待避線に列車が留まっていれば本線に入線する様に分岐器を切り替える、本線と待避線の両方に列車が留まっていたら止める。この条件判断は上から来た時も下から来た時も同じである。



*駅構内外の列車検知の自動プログラムでの利用
駅外左手前、駅構内入口、駅構内出口、駅外右手前の4箇所に設置。逆方向から入線した際も同様に扱える。外周路通過駅ではこの考えで設置している。

1.(到着編)まだ駅から遠い。
通常速度。

2.(到着編)駅に近づいた。センサー:Off→On



通常速度→低速にする。駅アナウンス、ホーン鳴らす。
構内列車有無判断し入線路(分岐器)切り替え。
両線に列車あり→停止
待避線に列車あり→本線へ入線(分岐器切り替え)
本線に列車あり→待避線へ入線(分岐器切り替え)

3.(到着編)駅に入ってきた。センサー:Off→On


低速→徐行にする。ホーン鳴らす。

4.(到着編)駅に入り終わった。センサー:Off→On


徐行→停止。アナウンス鳴らす。

5.(出発編)駅から出た、列車が全部構内から出切った。センサー:On→Off


徐行→通常速度。




2021-09-20

レイアウト作業再開(5)ー S88/列車検知トラック(作業編−2)

今日も涼しく作業が進む。
まずは、外周路の複線通過駅の左側にあるサーキットトラック。サーキットトラックはコンタクトトラックとは異なり列車がそのトラック上にあるかないかの検知はできない。その代わりに、列車が来たのがわかる、それもどちらからきたのかがわかるというユニークなものだ。どうやって行うかというと、線路の間にレバーがありこれに列車の集電シューがぶつかってレバーを倒すわけだ、倒す向きで列車の来た方向がわかる。

トラックの中央にあるのが、
サーキットトラックのレバー

線路の間の突起はメルクリン の第三軌条
ここを集電シューで擦って電気を取る





貨車をひっくり返した
車輪の間にあるバネの様なのが集電シュー

この貨車はテールランプが点灯する
そのための電気を取るため集電シューがある








2つの向きを知ることができるということは、センサーが2口(2本)必要ということ。線路の通電を使っていないのでインシュレーター(絶縁クリップ)をかます必要はない。ただ、集電シューの当たりにて検知するので、前進できた場合と後進できた場合ではシューの位置が異なるので動作が違ってきてしまう。駅の手前に設置し駅に入ろうとしているのか、駅から出ようとしているのかを知るために使っている。また、集電シューを複数用いている列車編成の場合もややこしくなる。

次は、スイッチバック終端駅の車庫部分の下側2箇所に使ったメルクリン 製のコンタクトトラック。最初自作できるとは知らず購入した。やはり純正品は良くできている。

途中で線路が切れているのが特徴
目印がついていて、こちら側の線路が
切れている事がわかる様になっている











線路だけでなくトラック両端端子を
繋ぐ金属板片も途中で切れている





































2個セットで使用することになっていて、切れているところの間が孤立絶縁部分となる。
トラックの中で断線(絶縁)されているのでインシュレーター(絶縁クリップ)は必要ない。

自作に比べ価格が高い事。一箇所に2個必要な事。などから、最初に購入した2セット(4個)のみでそれ以降は買わないで自作している。

あと残りを順々に片付ける。
荷受け駅の端にある小屋部分。




























外周路上側の停車場とスイッチバック終端駅車庫の上側1箇所。停車場は既存の穴かうまく使えた。




外周路複線通過駅の左側の4箇所。一番上の始発トラック部分は既存の穴が使えた。





外周路複線通過駅の右側の3箇所。




























スッチバック終端駅の右側、転車台の上部分。ここの列車度目はランプ付きの高いやつで、電源取りの線が出ている。





k暑い、温度計を見ると32度になっている。だいぶ作業は進んだが、少々疲れた。今日はここまで。
































残るは、転車台周囲を含むスイッチバック終端駅。