2021-03-28

ROUTE07:列車の追い越し、追いかけっこ

Route02の改良発展形、列車の追い越し、追いかけっこ

Route02で常に1列車が駅に止まっているのが気に入らなかった。
デジタルを生かして同一線路上の2列車同時走行を試した。
単線駅で先行する列車を後から来た列車が追い越す。
各駅停車を特急が追い抜く感じ。
それを繰り返す。

*状況
外回り線、SLに続いてDLが時計回りに走行中。
両列車とも単線駅に向かっている。
先に到着したSLは本線に進入し停車。
後から来たDLは駅に止まらず待避線を駆け抜ける。
続いてSLが発車。
SLは追い抜いたDLを追いかける。
両列車一周して、
先に到着したDLは待避線に進入し停車。
後から来たSLは駅に止まらず本線を駆け抜ける。
続いてDLが発車。
DLは追い抜いたSLを追いかける。
[以下追いかけっこの繰り返し]

<図解>
使用する列車検知
待避線、先頭:11番 尻:7番(DLの減速や停止に使用)
本線、先頭:2番  尻:6番(SLの減速や停止に使用)
駅入口、16番(使用せず)
使用する分岐器 
20番(駅進入の本線/待避線切替)
11番(使用はするが、切り替えはしない、どっち向いていても良い)


*プログラムを考える
待避線はDLへ、本線はSLへと入線を固定。
列車は時計回りに走行。
分岐器を切り替えるトリガーや条件どうするか
列車が駅に到着した際に、自分が先行か後行かの判断はどうする
先行なら停止し後行列車を待つ、そして後行のために分岐器を切り替える。
後行なら停止せず駅を駆け抜け追い抜く、抜け終わった後に停車中の先行列車を発車させる。
これをどうトリガーや条件にするか?

*route
[S6S2h](条件なし)
画面右側に、route S6S2hの中のunitが表示。
予め作っておいた機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いる。
詳しくは one-unit routeの説明参照。
1番目のunit:S.Sp:M SのSpeedをMiddle(中速)にし1.0秒待て、という内容
2番目のunit:S.Ho:10 SのHornを鳴らし1.0秒待て、という内容
画面下に、routeの名前、起動条件が表示。
Name 名前 S6S2h
Bus0:Contact:6 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の6番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化したら

[S2S0T20R](条件あり)
画面右側に、route S2S0T20Rの中のunitが表示。
予め作っておいた機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いる。
詳しくは one-unit routeの説明参照。
1番目のunit:S.Sp:0 SのSpeedを0(停止)にし1.0秒待て、という内容
2番目のunit:TO.20:R  20番TurnoutをRightにし1.0秒待て、という内容
画面下に、routeの名前、起動条件が表示。
Name 名前 S2S0T20R
Bus0:Contact:2 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の2番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化したら
この画面だけでは、条件があるのかないのかはわからない、詳細(Ext.)を開く必要がある。
↓ Exit. ボタンをタッチして詳細画面を開く
上半分がトリガー、下半分が条件
条件:       Bus0:Contact:11 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の11番列車検知に列車がいない場合に
トリガー:Bus0:Contact:2 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の2番列車検知に列車が来たら実行
トリガーは、Off→OnやOff→Onへの状態の変化を読み取る。
列車が向かってくるアイコンはOff→Onの変化、列車が出ていくアイコンはOff→Onの変化
条件は、列車がいる、列車がいないなどの状態を読み取る。
線路だけのアイコンが列車がいない状態、列車のアイコンは列車がいる状態

[D11D3S3](条件あり)
画面右側に、route D11D3S3の中のunitが表示。
予め作っておいた機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いる。
詳しくは one-unit routeの説明参照。
1番目のunit:D.Sp:H DのSpeedをHigh(高速)にし6.0秒待て、という内容
DLに続いてSLを発車させるが、追突させないためと分岐器切替の時間(距離)確保のために間隔を開ける必要がある。長くすれば安心だがつまらなくなる、何度か試して、6秒あれば大丈夫な事がわかったので6秒のdelayとした。delayはこういう時に使うのだとわかった。
2番目のunit:S.Sp:H SのSpeedをHigh(高速)にし1.0秒待て、という内容
画面下に、routeの名前、起動条件が表示。
Name 名前 D11D3S3
Bus0:Contact:11 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の11番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が On→Offに変化したら
DLが駅を通過して抜けきったら停車中のSLを発車させるのだが、抜けきったというのはどう判断すれば良いのか?それが、今回初めて使った、Off→Onである。列車検知に列車が来ると、Off→Onになる。長い列車編成が列車検知の上にいる間はOnのままであり、最後尾の車輪が抜けると(=列車が通過しおわると)Offになる。という事で、On→Offをトリガーにすれば抜けた事がわかる。
この画面だけでは、条件があるのかないのかはわからない、詳細(Ext.)を開く必要がある。
↓ Exit. ボタンをタッチして詳細画面を開く
上半分がトリガー、下半分が条件
条件:       Bus0:Contact:2 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の2番列車検知に列車がいる場合に
トリガー:Bus0:Contact:11 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の11番列車検知に列車が来たら実行

[D7D2h](条件なし)
説明は省略

[D11D0T20L](条件あり)
条件(詳細設定)画面

[S2S3D3](条件あり)
条件(詳細設定)画面

*実走
1. 初期状態の確認
11番分岐器はどちらでも可、20番分岐器は左。
2. 手動モードから自動モードに切り替える。
作成した6つのrouteの右端にある[手]のボタンをタッチして[手と機関車]にする。
これで、この列のrouteはそれぞれの条件に応じてトリガーされ起動する。
3. 内側周回路を時計回りでSLと間隔を開けてDLを走らせる。間隔は時間にして6秒以上必要、短いと分岐器切替が間に合わず追突する。

*考えどころ
なかなか大変だったが、動かしてみる本物っぽくてよかった。特急が駅を走り抜けて止まっている各駅停車を抜いていく感じである。また、駅構内に入るとホーンを鳴らし徐行する、駅を抜けると速度を上げるなど細かいところまで気を使ったが雰囲気が出ていた。2列車同時走行は少々怖かったが鉄道模型らしからぬ景色ではある。
実は、ROUTE06を制作中なのであるが、難しいというかややこしくてすごい手間がかかり訳がわからなくなってしまい07の方が先にできてしまった。

2021-03-25

ROUTE05:複線駅入れ違い発車、4列車

 ROUTE05:複線駅入れ違い発車、4列車

単線用のROUTE03を2つ作って複線で動かした。
複線というより、2つの単線の併走ではある。
現実にはあまり無いがなかなか面白い。
長時間走らせると、列車速度の違いにより複線的な走行にもなる。
分岐器の切り替え必要無いので簡単ではあるが、routeを8つ作るのは手間。

*状況
(DL:ディーゼル機関車の貨物列車、 SL:蒸気機関車の客車列車、 EL:電気機関車の貨物列車、 LT:ディーゼルレイルカー/気動車 と略す)
A と B が同時進行。
[A] ---- 内回り線:DLとSL、ROUTE03そのもの
DLが待避線に停車中
[繰り返し始まり]
SLが時計回りに本線に入線し停車
待避線上のDLが反時計回りに発車
一周して、
DLが追いつき反時計回りに待避線に入線し停車
本線上のSLが時計回りに発車
[繰り返し終わり]
[B]---- 外回り線:ELとLT
ELが待避線に停車中
[繰り返し始まり]
LTが時計回りに本線に入線し停車
待避線上のELが反時計回りに発車
一周して、
ELが追いつき反時計回りに待避線に入線し停車
本線上のLTが時計回りに発車
[繰り返し終わり]

<図解>
[内回り]
列車検知:
11番(待避線西)、7番(待避線東)、
2番(本線西)、6番(本線東)
16番(駅東手前)は使わない。
分岐器:
11番(駅西手前)、20番(駅東手前)
[外回り]
列車検知:
13番(待避線西)、3番(待避線東)
14番(本線西)、10番(本線東)
分岐器:
9番(駅西手前)、21番(駅東手前)

*プログラムを考える
追突防止のため、内回り外回りとも本線上を走るのは1列車だけにする。
したがって、どちらかの列車が常に駅に停車している。
内回り:待避線はDL、本線はSLと入線を固定。
外回り:待避線はEL、本線はLTと入線を固定。
routeの名前は内容が分かる表現にする。
初期値
内回り
11番分岐器は左、20番分岐器は左
なを、分岐器は初期値のまま固定で切替はしない
7番列車検知はOn状態(DLが待避線に停車中)
SLが時計回りで駅に向かって走って来る。
外回り
9番分岐器は左、21番分岐器は左
なを、分岐器は初期値のまま固定で切替はしない
3番列車検知はOn状態(ELが待避線に停車中)
ELやLTのエンジン音やヘッドライトはお好みで。

*実際のroute
既にその名前は使われているとの警告がでたので、名前を少々変更した。
速度は、0が停止、1が徐行、1が中速、3が高速。
内回り線の4つのrouteは、ROUTE03で作成したrouteなので ROUTE03を参照。
[S.6:S2h]
[D.11:D2h]
[S.2:S0D3]
[D.7:D0S3]
以下外回り線の4つを新規に作成した。
[L.10:L2h]
画面右側に、route L.10:L2hの中のunitが表示。
予め作っておいた機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いる。
詳しくは one-unit routeの説明参照。
1番目のunit:L.Sp:M LTのSpeedをMiddle(中速)にし1.0秒待て、という内容
2番目のunit:L.Ho:10 LTのHornを鳴らし15秒待て、という内容
画面下に、routeの名前、起動条件が表示。
Name 名前 L.10:S2h
Bus0:Contact:10 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の10番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化したら

[E.13:E2h]
画面右側に、route E.13:E2hの中のunitが表示。
予め作っておいた機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いる。
詳しくは one-unit routeの説明参照。
1番目のunit:E.Sp:M ELのSpeedをMiddle(中速)にし1.0秒待て、という内容
2番目のunit:E.Ho:10 ELのHornを鳴らし15秒待て、という内容
画面下に、routeの名前、起動条件が表示。
Name 名前 E13:S2h
Bus0:Contact:13 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の13番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化したら

[L.14:L0E3]
画面右側に、route L.14:L0E3の中のunitが表示。
予め作っておいた機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いる。
詳しくは one-unit routeの説明参照。
1番目のunit:L.Sp:0 LTのSpeedを0(停止)にし1.0秒待て、という内容
2番目のunit:E.Sp:H ELのSpeedをHighにし15秒待て、という内容
画面下に、routeの名前、起動条件が表示。
Name 名前 E14:L0E3
Bus0:Contact:14 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の14番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化したら

[E.3:E0L3]
画面右側に、route E.3:E0L3の中のunitが表示。
予め作っておいた機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いる。
詳しくは one-unit routeの説明参照。
1番目のunit:E.Sp:0 ELのSpeedを0(停止)にし1.0秒待て、という内容
2番目のunit:L.Sp:H LTのSpeedをHighにし15秒待て、という内容
画面下に、routeの名前、起動条件が表示。
Name 名前 E3:E0L3
Bus0:Contact:3 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の3番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化したら

*実走
1. 初期状態の確認
内回り
11番分岐器は左、20番分岐器は左。
7番列車検知はOn状態(DLが反時計回り向きで停車)。
外回り
9番分岐器は左、21番分岐器は左。
3番列車検知はOn状態(ELが反時計回り向きで停車)。

2. 手動モードから自動モードに切り替える。
作成した8つのrouteの右端にある[手]のボタンをタッチして[手と機関車]にする。
これで、この列のrouteはそれぞれの条件に応じてトリガーされ起動する。
ちなみに、左側4つはROUTE03の時のものをそのまま利用、右側4つを今回作成した。
なを、実行中は以下の様になる。
列車検知に反応し、routeが起動するとそのボタンの中に黄色の丸が出現し、動作中は緑に色が変化する。動作が終了すると丸は消える。次々にボタンに色丸が出たり消えたり、とてもきれい。そして、あ〜ちゃんと動いているんだなぁ、今あれが反応しているんだなぁと楽しい。本来は、動作確認、デバッグに用いるんだと思うけど。

3. 時計回りでSL(内回り)とLT(外回り)を適当な速さで走らせ、駅に向かわせる。
後は、入れ違い発車を無限に繰り返す。列車速度や駅停車時間の違い(差)により、内回りと外回りが併走したり、通常の複線状態になったり変化して面白い。




2021-03-23

ROUTE04:複線駅、追いつきリレー発車、4列車

前々回作成のROUTE02の複線バージョン(複線駅、入れ違い発車、4列車走行)

せっかく複線になのだから、ROUTE02を内回り線と外回り線とで同時に動かした。
簡単ではあるが、手間は倍で少々めんどくさい。
やってみたら、なかなか派手で楽しかった。

*状況
(DL:ディーゼル機関車の貨物列車、 SL:蒸気機関車の客車列車、 EL:電気機関車の貨物列車、 LT:ディーゼルレイルカー/気動車 と略す)
(複線、右側通行。内回りは時計回り、外回りは反時計回り) 
A と B が同時進行。
[A] ---- 内回り線、時計回り、DLとSL、ROUTE02そのもの
DLが内回り線の待避線に停車中
[繰り返し始まり] 
SLが内回り線の本線に入線し停車
内回り待避線上のDLが発車
一周して、
DLが追いつき内回り待避線に入線し停車
内回り本線上のSLが発車 
[繰り返し終わり]
[B]---- 外回り線、反時計回り、ELとLT
ELが外回り線の待避線に停車中
[繰り返し始まり]
LTが外回り線の本線に入線し停車
外回り待避線上のELが発車
一周して、
ELが追いつき外回り待避線に入線し停車
外回り本線上のLTが発車 
[繰り返し終わり]

<図解>
[内回り]
列車検知:
11番(待避線西)、7番(待避線東)、16番(駅東手前)
2番(本線西)、6番(本線東)
今回、16番列車検知は使いません、使わなくても済みました。
分岐器:
11番(駅西手前)、20番(駅東手前)、
[外回り]
列車検知:
13番(待避線西)、3番(待避線東)
14番(本線西)、10番(本線東)
分岐器:
9番(駅西手前)、21番(駅東手前)

*プログラムを考える
追突防止のため、内回り線と外回り線を走るのは各1列車だけにする。
したがって、内回り線と外回り線の両方が駅 に停車している。
内回り線:待避線はDL、本線はSLと入線を固定。
外回り線:退避線はEL、本線はLTと入線を固定。
routeの名前は内容が分かる表現にする。
初期値
内回り線
20番分岐器は左(本線)側
11番列車検知はOn状態(DLが待避線に停車中)
SLが時計回りで駅に向かって走って来る。
SLやDLのエンジン音やヘッドライトはお好みで。
外回り線
9番分岐器は右(本線)側
3番列車検知はOn状態(ELが待避線に停車中)
LTが反時計回りで駅に向かって走って来る。
ELやLTのエンジン音やヘッドライトはお好みで。
*実際のroute
内回り線の4つのrouteは、ROUTE02で作成したrouteなので ROUTE02を参照。
[S.6:S2h] 
[D.7:Ddh]
[S.2:SsDgTR] 
[D.11:DsSgTL]
以下外回り線の4つは新規に作成した。
[L.14:Ldh]
LTが来て、14番がOff→Onしたら、LTを遅くすし、ホーンを鳴らす。
画面右側に、L.14:Sdhの中のunitが表示されている。 
予め作っておいた、機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いている。
上のunit:L.Sp:M LTのSpeedをMiddleにする、delayは1.0秒という内容の route.
下のunit:L.Ho:10 LTのHornを鳴らし(1)て止める(0)、delayは5.0秒という内容 のroute
画面下に、routeの名前、起動条件が記されている。
Name 名前 L.14:Sdh
Bus0:Contact:14 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の14番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化

[E.13:Edh]
ELが来て、13番がOff→Onしたら、ELを遅くし、ホーンを鳴らす。
画面右側に、E.13:Edhの中のunitが表示されている。
予め作っておいた、機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いている。
上のunit:E.Sp:M ELのSpeedをMiddleにする、delayは1.0秒という内容の route.
下のunit:E.Ho:10 LTのHornを鳴らし(1)て止める(0)、delayは5.0秒という内容 のroute
画面下に、routeの名前、起動条件が記されている。
Name 名前 E.13:Edh
Bus0:Contact:13 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の13番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化

[L.10:LsEgTL]
LTが来て、10番がOff→Onしたら、LTを停車、ELを発車、9分岐を左に
(次にELが来たら、左側の待避線に入線させるため)
画面右側に、L.10:LsEgTLの中のunitが表示されている。
予め作っておいた、機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いている。
上のunit:L.Sp:o LTのSpeedを0(=停止)にする、delayは5.0秒という内容の route.
中のunit:E.Sp:H ELのSpeedをhighにする、delayは10秒という内容 のroute
下のunit:TO.09:L 09番のTurnOutをLeftにする、delayは5.0秒という内容の route.
画面下に、routeの名前、起動条件が記されている。
Name 名前 L.10:LsEgTL
Bus0:Contact:10 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の10番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化

[E.3:EsLgTR]
ELが来て、3番がOff→Onしたら、ELを停車、LTを発車、9分岐を左に
(次にLTが来たら、右側の本線に入線させるため)
画面右側に、E.3:EsLgTRの中のunitが表示されている。
予め作っておいた、機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いている。
上のunit:E.Sp:o ELのSpeedを0(=停止)にする、delayは5.0秒という内容の route.
中のunit:L.Sp:H LTのSpeedをhighにする、delayは10秒という内容 のroute
下のunit:TO.09:R 09番のTurnOutをRightにする、delayは5.0秒という内容の route.
画面下に、routeの名前、起動条件が記されている。
Name 名前 E.3:EsLgTR
Bus0:Contact:3 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の3番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化

*実走
1. 初期状態の確認
内回り線
20番分岐器は左、11番分岐器はどちらでも可。
11番列車検知はOn状態(DLが反時計回り向きで停車)。
外回り線
9番分岐器は右、21番分岐器はどちらでも可。
6番列車検知はOn状態(ELが時計回り向きで停車)。
2. 手動モードから自動モードに切り替える。
作成した8つのrouteの右端にある[手]のボタンをタッチして[手と機関車]にする。
これで、この列のrouteはそれぞれの条件に応じてトリガーされ起動する。

 3. 列車を走らせる。
内回り線を時計回りでSLを適当な速さで走らせ、駅に向かわせる。
外回り線を反時計回りでLTを適当な速さで走らせ、駅に向かわせる。
後は、追いつきリレー発車を無限に繰り返す。 

*今後
routeの名前は要検討
routeの名前は要再検討だ。長い名前はつけられのだが最大10文字までしか表示できない。それ以上長いと途中が省略される。また、10文字なら全部表示できるが、隣の名前とくっついてしまい読みにくい。短くて内容がわかる表記ルールを考える必要がある。具体的な案としては、区切りに用いた小数点(.)やコロン(:)はやめてその分を文字に使うか。複雑な内容を簡単な名前で表現するのは難しい。
routeの配置
今回作成したrouteの左4つのrouteはROUTE02の時に作成したものであある。それらを有効活用している。将来、小さな自動運転プログラムを組合せて複雑な自動運転プログラムを作成する場合に、既存routeの配置が結構効いてく流のでよく配置は考えた方が良いと思う。memory画面のrouteの移動やコピー出来たらそんな心配はないんだけど、出来ないから作る場所は重要。ちなみに、[g-j]画面の1行目のrouteはROUTE01で、2行目がROUTE02とROUTE04で、3行目はROUTE03で用いたものである。実は、ROUTE03の右側空き地にROUTE05のrouteを予定している。

2021-03-18

[HELP] Control / Configuration / Shuttle Train


configuration画面の shuttle trainボタンをタッチすると
shuttle train詳細設定画面が開く ↓
画面内の [?] ボタンをタッチすると以下のHELPが表示される。
斜体青文字は気になるところ及び私の補足説明。

Setting up a Shuttle Train Route

General Information

A shuttle train route allows you to have a train (or also a powered rail car ...) to run back and forth on a defined route. To do this, the Central Station must naturally know when the train arrives in the station. The two end points of the shuttle train route are equipped with an S88 "feedback decoder" in order to achieve this. This decoder sends the necessary information to the Central Station.

In addition to the S88 contact at the start of the shuttle train route, contacts for the end of the shuttle train route as well as for an intermediate stop can also be entered. When doing this, make sure that a change in direction takes place when the start or end contacts are being activated. While the train is stopped at the intermediate contact for a while according to the settings, make sure that it starts up again in the same direction from which it came.

If one or several contacts at the start, in the middle or at the end are not needed, all you have to do is enter Contact "0". 

Setup
The S88 contacts, the speed, and the wait time (in the stations) must be set in order to set up a shuttle train route. You can define with the button to the left at the lower edge of the window whether the shuttle train route is only being entered, or whether it also being activated. A shuttle train route does not have to be deleted in oder to deactivate it.

The button mentioned in the paragraph above also gives information about the status of the shuttle train route:












Operation
After shutting the Central Station down and turning it on again, it may happen that the locomotive in the shuttle train route does not behave as expected. To avoid this, we recommend that you manually stop the shuttle train before shutting the Central Station. You should also manually start the shuttle train again after turning the Central Station on.


日本語訳

シャトルトレインの設定

概要

シャトルトレインは、設定したルートを列車(気動車、、)が行ったり来たりします。
そのためには、CSは列車が駅に到着した事を知る必要があります。つまり、シャトルトレインの両端にはS88フィードバックデコーダー L88(Link S88)フィードバックモジュールが装着されていないとなりません。そうすれば、デコーダー はCSに必要な情報を送る事ができます。
さらに、シャトルトレインでは開始駅と終着駅に加えて、中間停止駅も同様にS88列車検知を用いて設定できます。開始駅と終着駅では列車の方向転換が行われます。中間停止駅ではしばらく停止した後来た方向と同じ方向に走り出すことを忘れないでください。

開始駅、中間駅、終着駅の内いつくつかの列車検知が必要なければ、検知ポイント入力欄に”0”を入力してください。 "0"を入力すると、"--"と表示されます。について、実際は、+/- ボタンで数値を上下させると、"0"ではなく"--"になります。上図参照。

セットアップ
シャトルトレインでは、S88列車検知ポイント、速度、駅の停車時間をセットする必要があります。画面下左端の[シャトルトレイン]ボタンを押して、シャトルトレインの内容を設定することができます。シャトルトレインを起動するのは、ここではなくcontrol画面の[シャトルトレイン]を押すことで動作開始します。なを、シャトルトレインを停止するには削除する必要はありません。動作中の[シャトルトレイン]ボタンをもう一度押すと停止します。

シャトルトレインのボタンは現在の状態をしてしています。
操作
シャトルトレイン作動中に、CSの電源を切って入れ直すと予想しない動作を起こす場合があります。これを避けるため、CSの電源を切る前にシャトルトレインを手動で終了させることをお勧めします。そして、電源を入れた後に手動でシャトルトレインを起動してください。

初めてシャトルトレインで自動運転が出来たときはなかなか感動でした。
何もしないのに、勝手に往復運転する様を眺めるはメルクリン買って良かったと思いました。列車検知の準備が出来たら、設定は簡単ですのでぜひやりましょう。

ボタンのところの説明はちょっとわかりにくいです。
configuration画面とcontrol画面の両方にシャトルトレインのボタンがあります。configuration画面内の[シャトルトレイン]ボタンは詳細内容を設定するための入口。このボタンをタッチすると詳細設定画面が開く。control画面内の[シャトルトレイン]ボタンはシャトルトレインの状態切替えで、このボタンをタッチすると動作中/停止中とが切り替わる。
同じボタンでも場所によりタッチした後の動作が異なるので注意。なを、シャトルトレインの内容が未設定の場合に、configuration画面にはボタンは表示されますがcontrol画面には表示されません。


↑ configuration画面で、シャトルトレインのボタンをタッチ、詳細設定画面が開く。
↓control画面で、シャトルトレインのボタンをタッチ、動作中/停止中が切替わる。

2021-03-17

ROUTE03:単線駅入れ違い発車、2列車

前回作成のROUTE02の応用発展形(単線駅、入れ違い発車)

いざ、作ってみたら、、、条件が必要ない事がわかった。
また、分岐器の切り替えも必要なかった。
ROUTE02より簡単だった。

*状況
(DL:ディーゼル貨物列車 、 SL:蒸気機関車客車列車 と略す)
単線の駅
DLが待避線に停車中
[繰り返し始まり] 
SLが時計回りに本線に入線し停車
待避線上のDLが反時計回りに発車
一周して、
DLが追いつき時計回りに待避線に入線し停車
本線上のSLが時計回りに発車 
[繰り返し終わり]

<図解>

列車検知:
11番(待避線西)、7番(待避線東)、16番(駅東手前)
2番号(本線上西)、6番(本線東)
今回、16番列車検知は使いません、使わなくても済みました。
分岐器:
20番(駅東手前)、11番(駅西手前)
20番は直進、11番は左にしたままで切り替え操作無し。

*プログラムを考える
追突防止のため、本線上を走るのは1列車だけにする。
したがって、どちらかの列車が常に駅に停車している。
待避線はDL、本線はSLと入線を固定。
routeの名前は内容が分かる表現にする。
初期値
20番分岐器は直進、11番分岐器は左
7番列車検知はOn状態(DLが待避線に停車中)
SLが時計回りで駅に向かって走って来る。
SLやDLのエンジン音やヘッドライトはお好みで。 
 
*実際のroute
既にその名前は使われているとの警告がでたので、名前を少々変更した。 
速度は、0が停止、1が徐行、1が中速、3が高速。  

*実際のroute
[S.6:S2h] 
SLが来て、6番がOff→Onしたら、SLの速度を中速にし、ホーンを鳴らす。
画面右側に、route S.6:S2hの中のunitが表示されている。
予め作っておいた、機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いている。
詳しくは one-unit routeの説明参照。
1番目のunit:S.Sp:M SLのSpeedをMiddle(中速)にし1.5秒待て、
2番目のunit:S.Ho:10 SLのHornを鳴らし10秒待て
画面下に、routeの名前、起動条件が記されている。
Name 名前 S.6:S2h
Bus0:Contact:6 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の6番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化したら

[D.11:D2h]
DLが来て、11番がOff→Onしたら、DLの速度を中速にし、ホーンを鳴らす。
画面右側に、route D.11:D2hの中のunitが表示されている。
予め作っておいた、機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いている。
詳しくは one-unit routeの説明参照。
1番目のunit:D.Sp:M DLのSpeedをMiddle(中速)にし1.5秒待て
2番目のunit:D.Ho:10 DLのHornを鳴らし10秒待て
画面下に、routeの名前、起動条件が記されている。
Name 名前 D.11:D2h
Bus0:Contact:11 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の11番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化したら

[S.2:S0D3]
SLが来て、2番がOff→Onしたら、SLを停車、DLを発車
画面右側に、route S.2:S0D3の中のunitが表示されている。
予め作っておいた、機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いている。
詳しくは one-unit routeの説明参照。
1番目のunit:S.Sp:0 SLのSpeedを0(停止)にし10秒待て、という内容の route.
2番目のunit:D.Sp:H DLのSpeedをHigh(高速)にし10秒待て、という内容 のroute
画面下に、routeの名前、起動条件が記されている。
Name 名前 S.2:S0D3
Bus0:Contact:2 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の2番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化したら

[D.7:D0S3]
DLが来て、7番がOff→Onしたら、DLを停車、DLを発車
画面右側に、route D.7:D0S3の中のunitが表示されている。
予め作っておいた、機関車ごと動作ごとのrouteを入れ子にして用いている。
詳しくは one-unit routeの説明参照。
1番目のunit:D.Sp:0 DLのSpeedを0(停止)にし10秒待て、という内容の route.
2番目のunit:S.Sp:H SLのSpeedをHigh(高速)にし10秒待て、という内容 のroute
画面下に、routeの名前、起動条件が記されている。
Name 名前 D.7:D0S3
Bus0:Contact:7 列車検知 CS2のBus0のデバイス(LinkS88)の7番
Tr. トリガー 機関車が向かってくる絵 列車検知が Off→Onに変化したら

*実走
1. 初期状態の確認
11番分岐器は左、20番分岐器は左。
7番列車検知はOn状態(DLが反時計回り向きで停車)。

2. 手動モードから自動モードに切り替える。
作成した4つのrouteの右端にある[手]のボタンをタッチして[手と機関車]にする。
これで、この列のrouteはそれぞれの条件に応じてトリガーされ起動する。


3. 時計回りでSLを適当な速さで走らせ、駅に向かわせる。
後は、入れ違い発車を無限に繰り返す。


*今後
routeの名前
短い名前で内容をわかりやすく表現するのは難しい。

Delaytime調整
初期状態では1.0秒だったのだが何度か色々してみて、5秒から20秒程度に増やした。その都度調整するのは大変なので良い加減の初期値をみつけたい。