2021-03-06

自動運転プログラム( Step0.前説)

自動運転プログラム、だいぶわかってきたので整理して記そうと思う。

メルクリン はユーザーが少なくネット上に情報が少ない。
唯一、鉄道王国(メルクリンHOのサイト)はとても参考になったが閉鎖となった。
操作画面は英語で、ヘルプも英語、海外のサイトも英語である。
英語を読み読み動かしました。

メルクリン で機関車走行の自動運転プログラムを作成するのは、パソコンでプログラムをエディターで記述するのとは全く違う。どう違うのか、どうすれば良いのか?routeが入れ子にできる事に気がついて簡単にできる事がわかった。

*私の考えたプログラム作成方法の特徴
memory画面内の操作だけで自動運転プログラムが作成できる
一般的なプログラミングの感じで作成できる
機関車を動かして記録したりしなくて良い。
他の画面に切り替えて分岐器やファンクションのボタンが不要。
routeの追加/削除だけでruoteを作成できる
そのために、
1つの動作だけを記述したroute=1つのunitだけで構成されたrouteを作成する
→ one-unit route の作成と整備(これが大変ではある)
one-unit routeを組み合わせて複雑なrouteを作成する
→ 組合せroute の作成
そして、
delay調整、起動トリガー設定を行い完成 

*プログラム作成ステップ
Step 0. 前説
Step 1. one-unit routeの作成
Step 2. one-unit routeの整備
Step 3. 組合せrouteの作成
Step 4. delay調整
Step 5. 組合せrouteの起動設定
Step 6. 組合せrouteの連携 → 自動運転プログラム完成
  
次回からこの順に説明する。
今回は、前説というか次回からための予備知識を説明。

メルクリンの用語(一般的なプログラムでの用語)
- memory画面(IDE統合環境):routeの管理、route 作成・編集
- route(プログラム):プログラム、機関車の走行シナリオ
- unit(関数):route中で実行する単位
- delay(wait):次のunitを実行開始するまでの時間
- active by event(条件文):route実行の条件、どの列車検知で実行させるか等

*memory画面:メルクリンのプログラム開発環境(下図参照)
routeを一覧でき、routeの管理や作製/編集/削除もここで行なう。
1画面に8ケX4列の32route、これが13画面あり合計396ケのrouteを作れる。

*route:自動運転のシナリオ、unitの実行順序(上図右側参照)
memory画面でrouteをタッチすると、画面右端にそのrouteの内容が表示される。
実行するunitが実行順に上から下にならんでいる。
各unitは、機関車の番号、動作内容の絵文字、delay時間を表示している。
unitの追加削除はここで行う。
機関車動作のunitの追加は実際に機関車を動かして行う。
分岐器やファンクションのunit追加はkeyboard画面やconsole画面でボタンをタッチ
routeに別なrouteを入れ子で追加する方法もある

*unit:動作実行の単位、一般的なプログラムでの関数のようなもの
route内のunitを長タッチするとその内容が別画面で表示され、内容の修正が行える。
3つのタイプに分かれる。
①.Locomotive + Value + delay ---- 機関車の速度
②.Locomotive + Function + Value + delay ------ 機関車のファンクション
③.Accessory + Function + Vaule + delay --- 分岐器等のソレノイドで動かす

*delay:unit間のwait
このunit実行開始から次のunit実行開始までの待ち時間のこと。
unitの詳細設定で設定変更する。
routeにおける進行時間調整は、unit内のdelayで調整する。
停車後xx秒後にホーンを鳴らしyy秒後に出発など、各unitのdelayで時間設定。

*active by event:route起動のトリガー設定
routeの起動方法は3つある。
①.手動
②.列車検知トリガー
③.routeから呼ぶ。
memory画面でrouteをタッチすると、画面下辺にそのrouteの詳細設定が表示される。
その詳細設定で、起動条件や列車検知番号を設定する。

起動方法の切り替え
memory画面のrouteが並んだ右側に、切り替えボタンがある。
[手]                手動起動
[手+機関車]  手動起動&列車検知起動


次回、    Step1.one-unit routeの作成



0 件のコメント:

コメントを投稿